近年看護師の活躍できる場は、病院だけではなく児童福祉施設や老人保健施設などと幅広く、需要の高い職種となっています。また、身体的に支援が必要な人だけではなく、精神的な支援といった目に見えにくい障害を持った人にも看護師の活躍できる場があるといえるでしょう。
発達障害のひとつである学習障害は、知的な障害がないにもかかわらず読んだり書いたりすること、そして文字や数字などを理解することが困難となる障害です。日常生活への支障は比較的少ないこともあり、理解を得られにくい障害のひとつです。児童から発症する場合が多いですが、成人して自覚するケースもあります。社会生活を過ごすにあたり、劣等感を感じてしまう人がほとんどのため、学習障害から精神的な不安障害、人によってはうつ症状を招く場合もあります。
看護師として学習障害を抱える患者に接する機会が多い場は、精神科や診療科などです。入院施設として精神病棟なども挙げられます。医師の説明だけではわかりづらかった部分や、精神的な心のケアを看護師が担うことができます。学習障害の方の特徴として、読むことが難しい場合もあります。絵やジェスチャーを加えて説明することを心掛けると、さらに理解度を上げることができます。入院施設では、重度の障害を持つケースも多くあります。信頼関係を持つこと、自身に劣等感を持つ患者に対して肯定感を持たせて自信を与えることは看護師の非常に重要な役割といえます。
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