発達障害そのものの特性とは別に、周囲の偏見などが原因で起きる障害のことを二次障害といいます。二次障害は小学校高学年から中学校くらいの、いわゆる思春期と呼ばれる時期に発症しやすいと言われており、不登校や引きこもり、過食や自傷行為、非行や家庭内暴力などを引き起こす子どももいます。
発達障害の二次障害は複数ありますが、家庭や学校で対処できない場合は、医療施設に入院して医師や看護師、臨床心理士などの専門スタッフが協力し、薬物療法や精神療法などの治療を行います。その際、子どもにとって最も身近な存在は看護師です。看護師として子どもに寄り添い、サポートしていきたいのであれば発達障害についてしっかりと把握しておきましょう。